元気な事業者紹介 vol.19 (有)井上電器商会
二宮町商工会では、長年にわたり熱心に取り組んでいる事業所に取材をし「元気な事業所紹介」と題し、インタビューを掲載することとなりました。百合ヶ丘団地の近くにある、昔ながらの電気屋さんで、現在息子さんが様々な新しいことにチャレンジしています。
質問1 二宮町での創業のきっかけを教えてください。
百合ヶ丘団地ができたのがきっかけで創業しました。私の実家は一色で、元々茅ヶ崎の電気屋さんで仕事をしていました。そこで9年修行して独立しました。昔の電気屋さんは修理ができないと電気屋さんではいないくらいで、修理の技術を徹底して身につけました。
質問2 創業後の販売開拓はどのようにされましたか?
販売よりも修理を重点に行っていた結果、お客様が増えました。また、その頃の百合ヶ丘団地2000世帯にチラシを巻いたり、様々なセミナーや勉強も欠かさずにやっていました。まだパソコンが出始めの頃に、パソコン専門店を二宮の駅前に作ったこともありました。二宮には早すぎたようでしたが。
質問3 事業をする上で、心がけていることはなんですか?
言われたことをちゃんとやること。真面目にやることを心がけにしています。技術を身につけることも大事です。
質問4 各部会(商連、工業会、青年部、女性部他)の関わりとご商売との関係や感想などありましたらお願いします。
昭和52,53年ごろの二宮では西友ができ始め、町が変わる時期でありました。その頃、”すいようかい”という異業種交流会があり、様々なお店が切磋琢磨して商売の技術を磨いていました。ラディアン朝市やよさこい祭などの発案は、元々は”すいようかい”が行いました。現在息子が商工会の青年部の部長を務めています。彼は現在電気工事など様々な仕事をこなしています。
質問5 いま現在の自社の課題と考えるのなんですか?
人材、若手育成をしたいのですが、人材がいません。様々な場所でそのような声が聞こえますが、人材を育成することを現在は難しく感じています。
質問6 これからの抱負や目標があればお聞かせください。
お客様に喜んでもらえることが一番です。現在電気屋さんとしてだけではなく、電気工事やリフォーム、水道工事の免許なども最近取りました。便利屋のような活動をしています。
質問7 お店や会社について紹介したいこと、売りや特徴などがありましたらお知らせください。
様々な家のことに対応しています。例えば、電球を変えるのも現在高齢化社会で大変な方もいらっしゃいます。もちろん、対応させていただきますし、修理なども細かい仕事を大事にしています。現在地域のお店に戻りつつあります。なぜなら大型店には対応できないちょっとした修理なども請け負えるからでしょう。昔ながらの地域のお店として、これからもお客様に喜んでもらえたらと思います。