元気な事業者紹介 vol.2 山本建設

二宮町商工会では、伴走型小規模事業者支援事業に取り組んでいる事業所に取材をし「元気な事業所紹介」と題し、今回取り組みを掲載することとなりました。

質問1、二宮町での創業のきっかけを教えてください。

脱サラです。一部上場の建築機械のメーカーに10年ほど営業として働いていました。しかし、多摩に転勤の指令を受け、二宮町に自宅を建てたばかりでもあったのと色々と思いが重なり、会社をやめました。祖父や父が大工だったり、親戚が工務店だったこともあり、建築業界には近い環境で、最初は、父親の元で大工として仕事をして建築二級をとりました。中井町出身ですが、家族や親戚が二宮にいたり、高校は二宮高校出身なので友達も周りにたくさんいたこともあり、二宮で起業しました。最初は夫婦で創業し、平成13年1月に会社になりました。

質問2、創業後の販路開拓はどのようにされましたか?

紹介、口コミでの仕事が多いです。前の会社や地域からの紹介や、親戚が土木会社をやっていたのでそこからの仕事を紹介してもらったこともあります。最近力を入れているのは、インターネットやSUUMO、雑誌掲載です。現在、中井町にも事務所を構えてからは、地域の方に向けて月一回のポスティングをしています。

質問3、事業をする上で、心がけていることはなんですか?

個人のお客様に対しては自らの誠実さを理解してもらうよう努めています。嘘はつかないとか、約束を守るとか基本的な部分が大事だと思っています。

質問4、伴走型の体験前と後ではどのような変化がありましたか?また、感想などありましたらお願いします。

細かく分析をしてもらいました。個人で受けた仕事はもちろん、紹介の仕事、ゼネコン関係の仕事の利益率を総ざらいして、数値化し、利益率の高いものを今後力を入れていくことを検討に入れ、今後の目標を数値として認識しました。その目標の数字は高く設定されていますので、今後の営業の方法や場所を開拓することも検討し、さらなる飛躍になるよう動いて行こうと思っています。

質問5、今現在の自社の課題と考えるのはなんですか?

住宅をメインにしていきたいと思っています。住宅内の温度差がない住宅を提案して、住宅内での事故を減らしていきたいです。住宅内での事故は交通事故よりも多いとのデータがあり、住宅内の温度差での死亡事故など近年騒がれる中で、少しでも健康に良い住宅を提案していきます。

質問6、これからの抱負や目標があればお聞かせください。また売りや特徴なども是非お願いします。

伴走型で分析していただいた結果や目標を元に、売り上げを達成していきたいです。また先ほど言ったように健康に良い健康住宅をたくさんの方達に伝えていき、住宅内事故を減らしていきたいと思っています。新天地での活躍の場所を探すことを考え、今後も活動していきたいです。

伴走型とは、小規模事業者支援法に基づき、二宮町商工会が経済産業省より経営発達支援計画の認定を受けて実施する事業で、「需要開拓や経営承継等の小規模事業者の課題に対し、事業計画の策定や着実な実施等を事業者に寄り添って支援する体制のこと。