元気な事業者紹介 vol.20(有)栄屋商店

二宮町商工会では、長年にわたり熱心に取り組んでいる事業所に取材をし「元気な事業所紹介」と題し、インタビューを掲載することとなりました。商工会女性部の部長を努めていらっしゃって、地域の方々のことをいつも熱心に考えていらっしゃる栄屋商店さんをご紹介します。

質問1 二宮町での創業のきっかけを教えてください。

元々先代が秦野と二宮をつなぐ鉄道の燃料を販売していました。炭と薪の卸業です。昭和初期からの創業で、昭和32年に登記しました。現在私で5代目になります。

質問2 創業後の販売開拓はどのようにされましたか?

夫が家業を継いでから上下水道工事の事業をはじめました。ガスは現在自由化がされ競争せざる負えなく厳しい状況になっています。また、エネルギーがガスから電気など、時代の流れにも逆らえません。リフォーム関係の仕事やそれに伴った仕事、また清掃などの仕事なども現在させていただいています。

質問3 事業をする上で、心がけていることはなんですか?

地域貢献です。灯油に関しては自家タンクを改修工事したばかりです。灯油に関しては、今の時代に沿わないとして、使われる方が少なくなってきているのが現状ですが、高齢者の方や若い方でも寒い冬は灯油ストーブを使いたいという方もいらっしゃいます。

質問4 各部会(商連、工業会、青年部、女性部他)の関わりとご商売との関係や感想などありましたらお願いします。

私は商工会女性部の部長をやっています。先日は吾妻神社と川匂神社のパワースポットを回る婚活ツアー巡るツアーを皆で企画しました。現在の商工会のマスコットでもあるオトちゃんを手作りで作ったり、オトちゃんバーガーの開発をしたこともあります。二宮町のアピールになる事に積極的に活動しています。

質問5 いま現在の自社の課題と考えるのなんですか?

時代に沿ってエネルギーの利用の流れが変わっているのは実感しています。ガスから電気に変わって、家事の恐れもあるという認識もされてしまい、ガスユーザーが減少傾向にあります。今は様々な事業をしていますが、今後代替わりしてからどうしていくかを深く検討しております。

質問6 これからの抱負や目標があればお聞かせください

現在の築100年近くになる当社の建物自体をどう改修していくかも考えています。100年前に先代が一山を購入して、その山の木をつかった、貴重な木材を使った古い民家です。柱も立派なものを使っています。これから先、この建物を使ったお店、飲食店などを勧められたこともあり、将来検討したいという思いがあります。

質問7 お店や会社について紹介したいこと、売りや特徴などがありましたらお知らせください。

お年寄りの方に覚えてもらいやすい番号で、(電話番号 71-0100)お年寄りが何かとお電話をしてくださいます。そういう方達を私たちは、ボランティア精神で声をかけたり、見守ったりしています。ガスの料金確認の際には、集金するスタッフに、高齢の方で一人暮らしの家を訪問する際には、声をかけるよう指導しています。地域の方達を大事にする、いつもそう心に思っています。