元気な事業者紹介 vol.18 朝日新聞二宮専売所

二宮町商工会では、伴走型小規模事業者支援事業に取り組んでいる事業所に取材をし「元気な事業所紹介」と題し、インタビューを掲載することとなりました。二宮で毎月第一日曜日に開かれる朝市を主催するASA二宮の竹原さんにお話をお伺いしました。

 

質問1 二宮町での創業のきっかけを教えてください。

昭和57年から父が創業し、最初は神奈川県の大和からスタートしました。座間などにもお店を持っていて、昭和62年から二宮店ができました。私は大学を卒業と同時に、父の会社に入社し現在に至ります。実の父でもある、現会長は様々な職種を経験して新聞店を神奈川の広い範囲で営み、現在は各お店の権利を譲りました。今は、二宮店のみを経営し、二宮という気温も暖かく住み心地の良い町が気に入って自宅も移しております。

質問2 創業後の販売開拓はどのようにされましたか?

新聞の営業は個別訪問が主流でしたが、今は規制されているので、戸別訪問はなくなりました。現在は、新聞を購読している人を守ることを主にしながら、新聞のリーフレットを個別に配布したり、試し読みをお勧めしています。試し読みというのは、1週間後希望の新聞を試し読めることもあり、現在反響を得ています。

質問3 事業をする上で、心がけていることはなんですか?

新聞業界は、エリアが決まっていて責任制というルールがあります。また、特殊指定商品、再販売価格制度という法律もあり、エリア内の配達を拒否できません。エリア、地域密着の心で、今ここに住んでいらっしゃる人たちに好意をもって頂けるような活動を心がけています。地域密着としては、朝市の運営を現在主でやらせていただいています。口コミでお客様が増えて、早朝開催ですが、とても賑やかになってきました。

質問4 伴走型の体験前と後ではどのような変化がありましたか?また、感想などありましたらお願いします。

現在は新聞だけでは売り上げが厳しい時代になってきています。現在は、別の売り上げを求めて今回伴走型を体験させていただくことになりました。以前、持続化補助金の関係で、新聞購読者向けの有料システムを作ることに携わった経験があり、現在そのシステムは神奈川県で70店舗実施されています。事業者はもちろん、購読者の方もそのシステムを使うことで、お得になるシステムです。今回の伴走型でも様々なアイデアを求めています。日々の活動に追われていますが、新しいアイデアを得られるよう、また、成果を出したいと思っています。

質問5 いま現在の自社の課題と考えるのなんですか?

新聞の売り上げを補填する第三の収入を作り出すことに加え、ITの時代だからこそなのですが、人の育成をしていきたいと思っています。

質問6 これからの抱負や目標があればお聞かせください。

新聞業界が右肩下がりのため、後継者がいないのが現状でもあり、厳しい質問でもあります。息子も働いていますが、引き継ぐことに重きを置いていません。今後は、後継者として息子と共に、一緒にアイデアを出していくことが必要になるかもしれません。

質問7 お店や会社について紹介したいこと、売りや特徴などがありましたらお知らせください。

当店は、読売新聞以外の新聞(朝日新聞、日本経済新聞、スポーツ新聞他)を取り扱っています。全ての新聞を、お試し読みもできますので、ご興味ありましたら是非ご連絡をください。また、地域密着の中でも毎月活動しているのが、二宮町の朝市の事務局です。朝市は朝7時から9時までで、毎月第一日曜日です。今回で100回目を迎え、口コミでお客様が徐々に増えてきています。多くの二宮に住んでいらっしゃる方や近郊の方達に楽しんでもらえるよう活動しています。